ガラスコーティングを業者に依頼する場合には、次の3つの業者が考えられます。
  • カーディーラー
  • ガソリンスタンド併設店
  • コーティング専門店

業者に依頼する場合には、自分で施工するよりも費用がかかります。後悔しないためにも、各業者の違いを理解した上で、正しく業者を選び、満足なコーティングを手に入れてください。

ディーラーはおすすめできない3つの理由

特に新車を購入するときには、ディーラーからコーティングをすすめられることが多いと思います。しかし、ディーラーに依頼することはおすすめできません。その理由は次の通りです。

  • コーティング専門スタッフがいない
  • 多くのディーラーは外注している
  • 中間マージンが発生するので割高

ディーラーも業者の一つとして考えることはできますが、コーティングを得意としている業者ではないということです。

コーティングを業者に依頼する最大のメリットは、その知識や技術力の高さにあります。これらがコーティングの効果を左右するからです。しかし、ディーラーはコーティング専門店ではありませんので、そのようなスタッフがいないのです。

そのため、多くのディーラーは別業者に外注しています。もしかしたら、専門業者に外注しているなら安心だろうと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、どの業者に依頼しているかもわかりませんし、中間マージンが発生するなら、自ら専門業者に持ち込んだ方が、無駄な費用もかからないのです。

つまり、ディーラーに依頼することは、コーティングの効果や費用面を考えてもメリットが少ないのです。

「安い・早い」ならガソリンスタンドでも行えるキーパーコーティング

最近は、ガソリンスタンドに併設されているコーティング業者があります。その中でも「KeePer」は47都道府県に展開されている業者です。

キーパーコーティングのメリット

こちらのコーティング業者の特徴は、安くて早いことです。

ガラスコーティングには次の3種類が用意されていますので、それぞれの費用と施工時間を詳しく確認していきましょう。

  • クリスタルキーパー

税込価格:16,300円〜26,500円(トヨタ クラウンの場合:22,400円) 施工時間:2時間から

  • ダイヤモンドキーパー

税込価格:46,600円〜66,300円(トヨタ クラウンの場合:60,200円) 施工時間:6時間から10時間

  • Wダイヤモンドキーパー

税込価格:67,500円〜96,200円(トヨタ クラウンの場合:87,200円) 施工時間:10時間から

キーパーコーティングのデメリット

クリスタルキーパーなら、2時間ほどで施工できるため、給油のついでにコーティングを依頼することもできます。また、ディーラーでコーティングをすると、簡単に10万円を超えるような費用が発生しますが、それと比べても半額以下の費用でコーティングが可能です。

手軽に、そして安くコーティングをするならKeePerコーティングもいいでしょう。ただし、コーティングの質という点では不安が残ります。

これまでにもお伝えしてきたように、コーティング効果を左右するのは、コーティングに関する知識と技術力です。しかし、ガソリンスタンドに併設されているような環境では、満足な施工はできません。例えば、ホコリや砂が舞っているため、コーティングに適した環境とは言えないのです。

また、施工者の技術力にも不安があります。KeePerの中にはプロショップと言われる店舗があり、ここには会社が認定したコーティング技術の資格を持ったスタッフがいます。プロと聞くとスゴ腕のスタッフがいるように感じますが、わずか1日の研修で得ることができる独自の資格です。1日の研修でプロにはなれないことは容易に想像できるでしょう。

もちろん、全くの素人よりは上手にコーティングできるでしょうし、中には熟練のスタッフもいると思います。しかし、安くて早くて便利だというだけで選ぶのは、危険もあるということを理解しておいた方がいいでしょう。

大切な愛車ですし、費用もかかることですので、業者選びは慎重に行いましょう。

「コーティングの質」で選ぶなら専門業者

業者にコーティングを依頼するのであれば、コーティング専門業者がおすすめです。その理由は、次の2つです。

  • 質の高いコーティングができる
  • 予算に応じたコーティングが選べる

それぞれわかりやすくお伝えしていきますので、業者選びに迷っている方も、これで解決することができるでしょう。

コーティング専門業者のメリット

質の高いコーティングができる

コーティングの目的は、愛車をいつまでも綺麗な状態で維持したいということだと思います。そのためには、質の高いコーティングが必要です。

その質を左右するのが、コーティングに関する知識と技術力です。

例えば、コーティング前の車の状態は1台1台異なります。新車と1年乗った車では汚れや傷、塗装のダメージも異なります。また、過去にコーティングをしている車と、初めての場合でも状況は異なります。

コーティングとは、こうした車の状態に合わせて必要な下地処理や最適な種類を選ぶ必要があるのです。

もちろん、価格も重要な要素ですが、どれくらいの頻度で車に乗るのか、自分で洗車をすることはできるのか、その場合にはどれくらいの頻度で行うのか、洗車機を使うのか手洗いかなど、1台1台、そして一人一人に合わせて最適なコーティングは異なるということです。

つまり、コーティングに関する知識と技術力を持っている専門業者なら、最適なコーティングを提案し、実際に施工することができるため、おすすめだと言えるのです。

予算に応じたコーティングが選べる

ただし、気になるのはコーティング費用だと思います。いくら素晴らしいコーティングだったとしても、予算を大きく超えるようなものは依頼することができません。

でも、安心していただきたいのは、専門業者といっても、ガソリンスタンドに併設されている業者に依頼する場合と同じような費用で施工できるところもあるということです。

つまり、予算に応じたコーティングを選ぶことができるということです。専門業者だからと敬遠せずに、まずはお近くの業者を探してみましょう。最近はどこもホームページがありますので、インターネットを使えば、価格の比較も簡単です。

専門業者のデメリット

専門業者を選ぶ時に注意していただきたいことがあります。それは、業者によって施工技術が異なるということです。コーティングは人の手作業で行うため、施工者によって技術力に違いがあるからです。しかし、その技術力を見極めて業者を選ぶことは難しいでしょう。

そんな時には、施工例の写真や実績を詳しく紹介している業者を選ぶといいでしょう。満足しているお客様が多いということは、技術力も高いと考えることができるからです。

もしくは、コーティング業者で施工したことがある知り合いから話を聞いてみるのもいいでしょう。実際の経験談は非常に参考になります。

そうした知人がいないという場合には、実際にお店に足を運ぶのが一番です。足を運ぶのが難しければ、電話やメールで問い合わせてみるのもいいでしょう。そして、お店の対応をチェックしてください。その対応を見れば、安心して任せることができるでしょう。

今はインターネット通販が当たり前となっていますが、昔は多くの方が抵抗を感じていました。なぜなら、騙されるんじゃないのか、本当に商品は届くのか、偽物なんじゃないかなどと信頼できなかったからです。つまり、販売業者の実態が目に見えないため、不安だったのです。でもその販売業者がアマゾンだとわかればどうでしょうか。安心して買い物ができるでしょう。

お店に足を運んだり、問い合わせたりするのは手間がかりますが、そのひと手間で信頼できる業者を見つけて、満足なコーティングをすることができるでしょう。

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